内科・循環器科・呼吸器科・アレルギー科・予防接種・各種検査など地域のかかりつけ医として幅広く診療。介護事業所を併設し往診・訪問診療・介護サポート

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乳がん、急増中!決して他人ごとではありません!!~その② 早期発見のため、定期的に乳がん健診を受けましょう~

暑かった夏も終わり、台風のシーズンとなっております。台風接近の際には、不要不急の外出は控えてくださいね。
さて、今回は乳がんシリーズの2回目です。

乳がんを早期に発見するためには、「マンモグラフィ(X線撮影)」「超音波検査(エコー検査)」などの
画像検査といった「乳がん検診」を定期的に受けることが大切です。

従来まで、日本の乳がん検診では、医師による「視触診」が中心でした。
しかし、2004年に厚生労働省から、「マンモグラフィを原則とした乳がん検診」を推進するように提言が出されました。
これを受けて、自治体の乳がん検診でも、マンモグラフィを導入した乳がん検診が普及しつつあります。

①「マンモグラフィ」早期乳がんの発見に威力を発揮

マンモグラフィとは、乳房専用のX線撮影のことをいいます。
マンモグラフィは、触診では診断できない小さなしこりや、
しこりになる前の「石灰化」した微細な乳がんの発見に威力を発揮する検査法で、
乳がんの早期発見に欠かすことのできないものです。

ただし、マンモグラフィは、乳腺が密な若い人の場合は
X線写真がかすんでしまい、しこりを見つけることが難しいことがあります。
また、X線撮影のため、妊娠している人には適しません。

②「超音波検査」若い人の判断に役立つ

超音波検査(エコー検査)は、乳房に超音波をあて、
組織からの反射をとらえて画像にし、わずかな濃度の違いで病巣を診断するものです。

マンモグラフィに比べて小さいしこりや石灰化の診断が困難ですが、
しこりの内部構造の鑑別がしやすく、乳腺の密な若い人の診断にも使うことができます。(当院で実施可能です)

もし、乳がんが発見され、その治療法を話し合うときに、特に頭に入れておいて頂きたいのは、次の3つです。

  1. しこりの大きさと乳房内での拡がり具合
  2. リンパ節への転移状況
  3. 身体の他の臓器への転移の有無

触診、マンモグラフィや超音波検査、あるいはMRIや
CT・骨シンチ・PETといった様々な画像検査から、この3つが判定されます。

そして、これらの所見や合併症の有無をもとに治療方針を検討することになります。

乳がんの進行度は、大きく病期0~4の5段階に分類され、
病期の数値が増えるにしたがい予後が悪くなります。

大切なことは、「医療者と患者さんが理解・納得し合って治療を進めること」です。
皆さんは“インフォームド・コンセント”という言葉をご存知でしょうか。

日本語では、「説明と同意」あるいは「説明・納得・同意」などと訳されていますが、
医療者が一方的に治療法を決めるのではなく、医療者と患者さん、ご家族が共に病気
について理解・納得し合い、一人一人の患者さんにとって最善の治療を行うことを意味しています。

昔は、がんの治療法が少なく、治療効果にも限界があったことから、なるべくがんという病名を告げぬまま、
医療者が一方的に治療法を決めてしまうことが少なくありませんでした。

しかし、現在は、がんの治療法が進歩して多くの患者さんが
がんを克服して社会生活に戻ることができるようになりました。

また、治療の選択肢も広がり、患者さん自身に病気と治療法について十分理解して頂き、
患者さんの意志を尊重した最善の治療を行うことが何よりも大切です。

乳がんの治療では、女性にとってかけがえのない
乳房を取り除く乳房切除術(全摘術)が適しているのか、
乳房を残す乳房温存手術でも大丈夫なのか、重要な決断を迫られることも少なくありません。

あなたの病気を治す手術や治療にはどのような方法があるのか、
その方法の良い点と悪い点は何なのか、適切な治療を受けなかった場合にどうなるのか、
お互いによく話し合いながら、最善の治療法を決めなければなりません。

患者さんの中には、がんということを告げて欲しくないと
思われている方もいらっしゃるかもしれませんが、

私たちがあえてがんということを告げるのは、
それが最善の治療の根底であり、乳がんは治る見込みの高い病気で
共に闘って行ける有効な治療手段が幾つもあるからです。

これから乳がんを克服するためには、多くのハードルを超えなければなりません。

たとえ手術でほぼ完全にがんを取り切れたと判断された場合でも、
完全に克服できたと確認されるまで、幾つかの治療を加えなければならないことがあります。
定期的な検査も必要です。

初めてのことで分からないこと、不安なことがたくさんあると思います。
これからの長い道のりを共に歩むために、あなたが今お感じになっている不安感や疑問点、
生活のこと、どんな些細なことでも遠慮なく、医療者にご相談ください。

また、病気を克服するために、ご家族や友人とよく相談し、
あなたの病気や気持ちを理解してもらうことがとても大切です。